パキスタン
2023年2月13日~3月7日
段ベッドの縦幅が異様に狭く、居心地は悪い。
しかもショアーブのいびきが相変わらず最悪な音量と音質で不快極まりない。
そして初めて行く場所で想定不可能。
現状カラチでも録音できてないので先行き不安なのもあり、憂鬱。
寝ようと思っても寝れない。
途中でトイレ休憩、兼お祈りタイムで外に出て、気分転換するも気持ちは晴れない。
段々と朝靄が始まり、東南アジアと砂漠が混じったこの国土のハードボイルドさに映画的情緒を感じる。
逆にこの状況を映画のように楽しむ。
スリリングで、絵画的な。
すっかり朝になり、朝食を食べるパーキングエリアに到着。
地元の少年たちが話しかけてきたりして、少し和む。
当然自分の様な極東アジア顔は全くいないので、そりゃ目立つ。
しかもデカイし、ここらじゃ稀な長髪で色々異次元。
ショアーブに相変わらず朝食をご馳走になり、あと少しでラホールに着くと言われる。
全く想像もつかないし、大して下調べもしてない。
不安はあるけど、絶対どうにかなると思ってる。
インシャッラー・
いつも神は味方してくれる。
街の雑踏が始まり、気づいたら大都会。
ラホールとはまた違う、オールドスクールな雰囲気は情報通り、古都の風情。
程なくバスターミナルに到着し、ショアーブの部下?お手伝いさん?のおじさんが
ショアーブの車で迎えにきてる。
荷物を積み込み、2-30分でまずはショアーブの家に到着。
なんと下記は大塚のモスクのリーダー、ハルーンさんの実家でショアーブの家はほんとほぼ隣。
親戚同士がこんなに近くに住んでるのも当たり前なのかもしれないが、自分にとっては新鮮。
そしてそこで一旦彼とは別れ、オマール邸に向かう。
運転手は英語はほぼ喋れないが、気の良い人で和む。
窓から見る新鮮な景色の中、リキシャー(バイクタクシー)の会社名でNEW ASIAというのが目に入る。
大きな会社なのか、そこらじゅうに。
改めて、ここは、ここも、アジアだよな。
大東亜共栄圏的にはまさに中間地点的な場所なのだろうか。
大川周明達が理想とした『大きなアジア』は西アフリカのイスラム国家まで含んでいいと個人的には解釈してる。
実際に2000年にモロッコ、カサブランカに訪れた時、老人のウード奏者から、
お前達日本人が最初に西欧人に喧嘩を売ったことを本当に嬉しく、誇らしく思っていたと言われた体験から、
モロッコでも大東亜共栄圏、つまり、西欧列強の支配からの脱却を試みる運動を支持する層がいたのは間違いない。
NEW ASIA
良い名前だ。
この言葉は今回の作品における重要なメタファーの一つに、もしくはテーマになるだろう。
程なくオマール邸に到着。
新興住宅エリア、しかも高級?
ともかくオマール邸は完全に豪邸だった。。
散々カラチで貧民層を浴びていたので衝撃というか、、
リアリティーがない。
荷物を下記の自分に与えられた部屋に入れた後、
親戚なのか、身内のおじさんや若い子達が待っていたみたいで色々と質問攻めに合う。
奥様はその後も決して顔を見せてくれなかったが、この様なハイクオリティーな食事を常に提供してくれた。
(気を遣ってくれたのか、何故か中華風な食事も出てきた笑)
事前にハルーンさんからオマールは芸術的家的な面があるから、あなたに良いかもしれないと言われてたのは間違いなく、
ここでは珍しい長髪で髪を結び、髭でガタイも自分と変わらないというか、
もっとゴツい。
後で知ったら年齢も1つ上。
性格も、すごくきめ細やかで、繊細というか鋭い思考を持ちつつ、遊ぶ時は
完全なるパンジャビキングとなり、豪快そのもの。
(パンジャビとはこのラホールのエリア、パキスタン東部からインド西部にまたがる大きな部族)
上記の高級車をものすごいスピードで飛ばす、社員百人以上を食わす3代目社長で、
下記の社長室で三人くらいが常に社長の指示を待ってる状態。
社長らしからぬ趣味が個人的にはウケるが
それにしてもかっこいい。
完全な大物。
ラホールが本社で工場も大規模だが、カラチにも先述したショアーブやワリードなど各地にテリトリーを持つ。
https://youtube.com/shorts/Dl40R3fqNQs?si=e5-XBJ_KWnvEMNdE
普段自分が関わらない職種ではあるが、自分の実家の工場を思い出す。
規模も内容も全く違うが、それでもプロダクツを生業としてるのには親近感を持つ。
https://youtube.com/shorts/MIYat1lxh-E?si=ZKwV_OrONC-ulHAm
ともかく!
自分の目的は録音なのは伝わっているが、オマールのツテだと、
ボリウッドレベルというかメジャー・高級なセレブ系ミュージシャンしかいないらしく、、
(ここで自分のバジェッド的、つまり経済的なレベル、ランクを痛感したり、、)
そもそも完全な民族音楽を作りたいわけでも、完全なポップスを作りたいわけでもなく、
売れたら、そりゃー良いと思うが、目的は売ることではなく、
自分が聞いた事のない、抽象的かつ、フロアで機能する音楽を作る、という目的は、
特にここパキスタンでは説明しづらい!
日本や西欧でもだけど笑
こういう時に自分のやってることが、いかにニッチで特殊なのかを思い知る。
ちなみにカラチで世話になったワリードから教えてもらったパキスタンのメジャー音楽は
とてもレベルが高くびっくりした。
例えば
このCOKE STUDIOの存在は渋谷エルスールの原田さんから渡航直前に教えてもらった。
あのCOKE、コカコーラがスポンサーしてレーベルや番組をやってるらしい。
現状はこのようなMV制作にも出資してるようだ。
ちゃんと民族的アイデンティティを込めながらもModern。
個人的には日本より進歩的な内容だと思う。
しかもこの再生数!
(Awitchなどちゃんとそれをやってるアーティストも少なからずいるが)
インドの公用語、ヒンディーとパキスタンの公用語ウルドゥーは文字は違うが、音声は一緒。
つまり、音楽の歌詞も理解できるし、映画などのセリフも理解できる。
なので双方のヒット作は両国で楽しまれる。
その数は余裕で10億人以上??
以前述べたように『敵』と認識してる人間もいるが、
これもまた事実。
故に、レベルは高い。
最近入社したが自分たちよりも年配な下っ端社員?ムハンマドが今回自分のお付きとなってくれるらしい。
明らかに頼りないが、真面目そう。
そんなムハンマドが連れていってくれたのが通称デビルマーケット。
その名前、、、
酷い言い草だが、実際ここでミュージシャンを探してると尋ねると、適当な感じでカモにしようとしてるのがわかる輩もいたり、
満更ではなさそう。
これ、ウルドゥー語も喋れない自分が独りだったら、どこかで聞きつけた輩に拉致され、、
というケースも大いにあり得る。
しかし、そんな地獄呼ばわりされてる場所にも悪魔と呼ばれながら音楽を奏でる職人、楽器を作る職人にはシンパシーというか
変わらない何かを感じる。
言葉が通じなくても、音楽に魅了され、その危うい職種を選ぶ物好きは世界、万国共通で愛すべき不器用な人達だ。
結果夕方まで色々と連れまわされたが特に収穫は無し。
しかし、何かに近づいてきてる感はする。
オマールから自分を連れてくるように、と指令があったようでチャイスタジオというバーの様なところに連れて行かれる。
いかがわしさ、怪しさを醸し出しまくってるのにも関わらず、酒は無いようだ。
オマールの友人知人が5-6人、自分のために?集まってくれたようだ。
英語を喋れる人も何人かいて情報交換はできた。
ここであったホステス兼シンガーの通称ミス・ムーンという女性にはピンと来た。
実際彼女は例のデビルマーケットの出身、住人で、お父さんも少し名の知れたミュージシャンだと言う。
そう、やっと話ができるミュージシャンと会えたのだ。
明日またデビルマーケットに行くことを約束し、次にオマールが飯でも食おうと連れて行かれたのが、
日本にはまず無いスタイルのレストラン。
そして始まったカッワーリ!!!
パキスタン音楽で最も有名なのは近年だとどうかわからないが、少なくとも自分たち世代以上なら
間違いなくヌスラットアリファリカーンだろう。
そのスタイルはカッワーリと言われ、メディア的にはスーフィー音楽と言われている。
スーフィーに関してはざっくり言うとイスラム教徒の中でも特に精神性を第一に捉え、
一部の人は俗世間とは、特に政治とは一定の距離を置いて、神との対話を第一に捉える人たちというイメージだ。
自分もそれこそSUFIという曲を2015年にリリースしている。
ともかく
パンジャビスタイルで王様気分な男らしい世界(笑)
ここでは特にお金を払う立場の方が優位で、演奏者、歌手はあくまで雇用者というか
雇用主に媚びへつらう、まではいかないが、何処か上下関係は明確で、
自分も音楽に関わるものとしては微妙な心理状態であった。
イスラムの中では音楽は決して、崇められる存在では無く、
人を惑わせ、社会的な仕事を疎かにするもの、故に音楽を禁じてる場所もある。
(まさにタリバン政権のアフガニスタンなど)
個人的に何かリクエストあるか?と言われ、上記のヌスラットの知ってるメロディーを歌ったら、
演奏してくれたが、西欧ではヒット曲ではあるが、
このメンバーではちょっとしっとりしたヴァイブであまり盛り上がらなかった苦笑。
ちなみにここで、自分が録音して新たに作りたい音楽はカッワーリでは無いな、と思った。
あまりにもイスラム的で、あまりにもパンジャビ的だからだ。
つまり自分が入る余地や、イスラム教などに関心ある人にしか伝わらない音楽になる可能性が高いからだ。
個人的にはイスラム的生活を13年近くしているが、それはそれで、作りたい音楽はもう少し抽象的、
どこに生まれても、どの宗教的区分に生きていても、伝わる何か、
というものが自分にとって重要な音楽的指針なのだとこのタイミングでより思考が明確になったというか、、
ともかく少しお金を彼らに払ったのだが、上記の話との表裏一体で、
金を払い終えたら、ミュージシャン達は相当そっけなくなる笑。
金の関係なのね。。苦笑
ともかくオマール邸に戻り、濃厚な日を振り返りながらも眠りにつき、起きて早速トラック制作を続行。
程なく朝食だと呼ばれると、
朝っぱらからカレーやら何やら、ゴージャス。
朝食後もオマールが社長出勤前まで作業。
未だ何も録音できてない不安の中、それでも自分の感情をベーシックトラックに込める。
程なくしてまずはオマールの会社に。
この田園風景と裏にある騒音全開のストリートとの対比に現代社会とそれによって失われたものを想う。
程なくムハンマドが登場し、音楽探検隊のツアーがスタート。
https://youtube.com/shorts/AcuEP-diShY?si=thNSVAObL-S-aqGA
https://youtube.com/shorts/0uvfRwR6VFM?si=Lx-gSo2h-ijZCWLi
相変わらずひたすら騒々しい。。
音楽の全くないただ騒々しい世界にモスクが清涼剤というか、救いになってるのは間違いない。
色々散策してる中、選挙中らしく、いわゆる選挙運動にカッワーリが使われている。
先述したように一般的にはスーフィー音楽は社旗とは一線を画してるイメージだが、
『アッラーフ!』とアッラーを讃える、昨日自分がリクエストした曲がかかる。
ともかく音楽が聴けるだけで高揚する!
そしてミスムーンに会う為、再びデビルマーケットに。
https://youtube.com/shorts/AMnMI8cP5LA?si=piTLcCTbHCX2MQeU
そしてミスムーンにも歌ってもらえない?
と聞くと、、
超かっこいい!
魑魅魍魎が巣食う(夜になるとまさにHell化)、
誰もが早く脱出したいと思うであろう、そのDavil Market出身の歌手は
地元で肝っ玉姉さんとして愛される、まさに蓮の花のよう人だと思った。
正直このミュージシャン達を紹介してくれたミスムーンの方が自分的には断然光るものがあり、
彼らに少し演奏を聞かせてくれたお礼として少しお金は払ったが、
是非あなたと録音したいと交渉し、ともかくスタジオが押さえれたらやりましょう、と。
ともかく腹減ったしご飯食べようと思うけど、どう?
と言われ、ムハンマドたちと一緒に大衆レストランに。
すごく狭い中、不衛生感もうっすら漂いつつ、チキンのなんとも言えない飯を食べ、みんなが飲んでいたジュースを飲む。
で、このジュースに入れられた氷が後で大変な惨事を起こす。。(おそらく)
ともかく、彼女の知り合いのスタジオを持つプロデューサーに明日会ってみて、
状況を見て連絡するとその夜は別れた。
程なくまたオマールの迎えが来て、また彼の仲間と一緒に飯でも食おうと。
腹は減ってなかったが、保護者でもあるので、付き合う。
夜中に猪木VSジャラのラホールでの伝説のレスリングの試合を見せられながらも、
https://www.youtube.com/shorts/TK1hOp5rA7M
色々話す。
日本人といえば、パキスタンのおじさん世代的には猪木は100%リスペクトしていている日本人代表で、
彼がパキスタンの為に色々やってくれ、対決したジャラの息子の日本の身元引受人になり、ジャラが亡くなった後も面倒を見続け、
最終的に猪木自体もムスリムになったことを美談として思ってることを知った。
また、先日までいたカラチでテロがあって10人近くの兵士達が亡くなったらしくここラホールでも厳戒体制になってるとのこと。
しかしオマール氏曰く、一日の収益が1$の半分にも満たなく、
教育もイスラーム自体もちゃんと学んでいない貧しい山岳民族に100$も渡せば家族の為に快く自爆させるのは簡単だと。
誰がそれをやってるのか?
先日も30歳くらいの奴から「俺は広島の事を知ってる。俺らは兄弟だ、わかるだろ?」っていきなり言われて体温上がったけど、
誰が何処が本当のテロリストか、主要メディアを鵜呑みにしてたら分からない。
当たり前だけど神が常に自分を見てる、と思っている人達は悪いことは出来なくなる。
経済制裁からくる貧困。
そして教育の有無の重要さを感じまくる。
ここパキスタンはNew World Orderの戦略における最終要所だと12年前に聞いて、
福岡大学に留学している若い学生にその話を知っているか?
もしNATOが空爆してきたらどうするのか?
と尋ねたら「いつもと変わらず生活する」と答えられ、当時福島の原発が爆発し、
外国人はもとより関東圏でも避難が相次いだ時期だったから余計にこの人達の覚悟の深さに感心した。
その一件は音楽的な事ではなく、精神、社会的な認識に興味を持たせてくれた。
そうここはテロリストの巣窟ではなく、最期のレジスタンスの場所なのだ。
ともかく夜中の時点で何かおかしいな、、とは思ったが
寝て起きると物凄い下痢の連続。。
食欲も全く無く、吐き気がしてクラクラする。。
しかし、居候の身で、一日寝てますとか言えないムードだし、朝食は抜きで、断食でどうにかこの食あたりを堪えるしかない!
いつも通りオマールの会社にまず行き、
ムハンマドの車に乗り換え、引き続き音楽関係の情報を探る。
とにかくCD産業は完全に撤退してるに近く、レコード屋的なものや音楽スタジオ的なものは限りなく少なさそう。
つまり音楽に触れる機会は少なく、
親や家族が音楽をやっている音楽一家以外、つまり自分の様な自らの選択で音楽の道に入る人間は
ほとんど無いに等しいのかもしれない。
散策中も吐き気が凄まじく、度々というかしょっちゅう腹が痛くなり、トイレに入るが、もうすでに水しか出ない。。
そんな中、先日のカラチの最後の夜のコンサートをオーガナイズしていたhoniunhoni のダニヤルからメールガがあり、
バンスリというインド、パキスタンではポピュラーな笛の奏者の連絡先を教えてもらい、連絡してみると、今日夜なら会える、とのこと。
ともかく、まずはミスムーンの紹介してくれたプロデューサーのところに行き、状況を確認しようとするが、
指定された場所について連絡しても、いきなり出なくなり、1時間以上待たされ、
やっと連絡が取れたら、今から使いを出すと、、
で、やっと使いの人が来て、スタジオまで行くと、ココでは今まで会ったことのないタイプで、
ザ!プロデューサーです、って感じで、自分はメジャーの仕事をやってるハイソな人間ですけど、何か?
という態度で、正直ムカつくのをグッと堪えていたが、自分は機材も持ってるから特に借りるものもエンジニアリングも必要なく、
ボーカルブースだけ貸してほしい、と言うと300$ならいいと、、
それ高くない?もうちょい下げれないのか?と聞くと無理と。。
ア リ エ ナ イ
ムハンマドやオマールの知人も来ていて、不穏な空気を感じて、彼がいないところで説得もされたが、
日本でもスペース借りるだけで、そんな4-5マン請求してくるところないし!
そんな大した場所でもないだろ!ってはっきり言ってムカツいた。
が、一応考えると一度出て、メールしたが返信も無い。。
ということでミスムーンにもその状況を伝え、他に場所は無いか?と尋ねるも、彼女との関係が経済的にも彼と何かしらあるらしく、
そこじゃないと、つまり、そこに金を落とさないと先に進めないらしい。
外国人だからなのか、ボッタくる事しかない、その感じは今まででも何十回も体験してきたが、
このパターンは精神的にクリエイティブな方向に向かわないので絶対必要ないとわかっている。
まず金や名声ありきの創造などあるものか!
と腹を下しながらも怒りで憤慨!逆にテンションは上がる。
しかし、状況はまたもや、そのままでもいいと思うが、、
がっかりしてるのを見かねてムハンマドがラホールで一番のモスクに連れて行くと、夜の徘徊。
https://youtube.com/shorts/PIvs6DsHBVw?si=5nLFmf997HeRz7OX
ラホールは相当歴史ある街で、イスラムが入ってくる1000年以上前から当然存在し、
古代文明がそのまま現代でも続いているような場所だと再認識。
https://youtube.com/shorts/X2ehbVIdLMQ?si=ZClk2yqluQPGUZob
スーフィズムが定着してるのも、イスラム以前からの宗教概念が、例えば京都のようにベーシックに大衆にもあり、
その前提を踏まえてのイスラムなので重層的かつ多面的だ。
アラブ、つまりサウジアラビアのメッカ発祥のイスラムとは違う土壌で育まれた文化なので当然ではある。
観光客は多いが、自分の様な外国人は全体の5%ほどだろうか。
ほとんどはパキスタン人な気がした。
https://youtube.com/shorts/MIYat1lxh-E?si=ZKwV_OrONC-ulHAm
https://youtube.com/shorts/-ulgBZNcPOg?si=jzCHIiuktn_Pv93E
それにしても、なんともホーリーな雰囲気。
本当にモスクは落ち着く。
上記の動画の音はFRAGMENTSのNeutral Placeという曲の最後に使った。
https://crosspointproception.bandcamp.com/track/neutral-place-24bit-48khz
https://youtube.com/shorts/J2RWTjBI4VE?si=lp1I9Flv5uw1e8Fv
ちなみにこのバードシャーヒー・モスクはパキスタンで2番目に、世界で5番目に広いモスクだそう。
そして先述したウスタッドさんとのやり取りで、割と夜中に指定された場所にムハンマドと到着。
するとなんとそこにいたザ!アーティストなおじさんがなんとサッチャルさん!
エルスールで原田さんからSachal Jazzの事をいろいろ聴いてたから気にして探してみたけど現地でも全然情報がなく、
諦めてたら意外な流れで邂逅!
不良オヤジって感じで親近感!
スタジオのスタッフというか仲間というか一味なやつも相当ヤーマンな感じでいきなり飛ばされる笑
https://youtube.com/shorts/OZ8cYmEYUvc?si=YCGpWdXyWIAVyiDd
表の顔とは全く違う、アーティストサイドの世界が確実にあり、そこはある意味分離している。
下記はそのサッチャルさんとUstad Akmal Qadri氏の即興のセッション。
https://youtube.com/shorts/nOP-KI0fbvo?si=wU9HM1NNan3WoBx_
ただひたすら深く美しい大人の世界。
是非明日でも録音したいと交渉成立!
やっとこの笛の名手と明晩いよいよ🔥
旅は続く!
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J.A.K.A.M. (JUZU a.k.a. MOOCHY / NXS /CROSSPOINT)
http://www.nxs.jp/
https://linktr.ee/JAKAM
東京出身。15歳からバンドとDJの活動を並行して始め、スケートボードを通して知り合ったメンバーで結成されたバンドEvilPowersMeの音源は、結成後すぐにアメリカのイラストレイターPusheadのレーベル等からリリースされる。DJとしてもその革新的でオリジナルなスタイルが一世を風靡し、瞬く間に国内外の巨大なフェスからアンダーグランドなパーティまで活動が展開される。 ソロの楽曲制作としても米Grand RoyalからのBuffalo Daughterのリミックスを皮切りに、Boredoms等のリミックス等メジャー、インディー問わず様々なレーベルからリリースされる。2003年にキューバで現地ミュージシャンとレコーディングツアーを敢行したのを皮切りに、その後世界各地で録音を重ね、新たなWorld Musicの指針として、立ち上げたレーベルCROSSPOINTを始動。
2015年から始まった怒濤の9ヶ月連続ヴァイナルリリースは大きな話題になり、その影響でベルリン/イスラエルのレーベルMalka Tutiなどからワールドワイドにリリースされ、DJ TASAKAとのHIGHTIME Inc.、Nitro Microphone UndergroundのMACKA-CHINとPART2STYLEのMaLとのユニットZEN RYDAZ、Minilogue/Son KiteのMarcus HenrikssonとKuniyukiとのユニットMYSTICSなど、そのオリジナルなヴィジョンは、あらゆるジャンルをまたぎ、拡散し続けている。また音楽制作のみならず、映像作品、絵本や画集 のプロデュース、野外フェスOoneness Camp”縄文と再生”を企画するなど活動は多岐に渡る。