THAT IS GOOD THAT IS GOOD

音に導かれる旅 トリニダード・トバゴ 廃棄物から生み出す輝く未来4

2009年3月18日~3月25日

無事、ライブが終わり、

2011年4月4日(火)
原宿VACANTでのワークショップも盛況で、
関東のその頃の心の痛みを間違いなくパンの音が癒してくれたのは間違いない。

2011年4月5日は
レゲエセレクターであるHEMOさんのお店CACTUSで、ブルックスの提案から震災のチャリティーライブも行われた。

Earl Brooks (from Trinidad&Tobago
原田芳宏 (Panorama Steel Orchestra) ,Tony Guppy& ….
DJ : Macka-Chin(Nitro Microphone Underground)
Hemo
JUZU a.k.a. MOOCHY (NXS/CROSSPOINT)

いろいろあったが笑
ともかく無事ブルックス氏を成田から送り出し、ひとまず任務終了。
この後自分は例のホピの予言の上映など、より社会活動にシフトしていく。

そんな中、また青山CAYでDJ KRUSHなどとチャリティーイベントがあり、
自分もDJとして参加していたのだが、エンジニアの内田君からDJ中に着信があり、
かけ直してみると、
『タイヘイが死んじゃったんだよ』
と。。
『え?』

そのUAと内田君のカミさんである内田まつり、こと、まっちゃんは熊本に避難していたらしいのだが、
そこであった祭りの最中、車に轢かれて死んでしまったという。

自分も何度も内田邸でミックス作業をし、寝泊まりし、
一緒にご飯を食べて、遊んだタイヘイが。

涙が止まらなかった。

人によっては、それはただの親の管理ミス、だと言うかもしれない。

でも自分にはその家族を分断させてしまった原発産業や核産業、軍需産業、政府、それらを隠蔽し、
プロパガンダを煽るメディアすべてに怒りを感じた。

その怒りが六カ所村、核再処理施設まで独りバイクで向かわせた燃料になったのは間違いない。

これ以上の犠牲者は御免だと。

その後自分は反原発ステッカーを原発PRセンターというなんとも滑稽な施設に貼った、
それは侵入罪だ、という横暴な司法と行政と民間企業である『原燃』の策略で
3週間独房に入れられることになる。

そこでの体験もいずれ述べることもあるかもしれないが、
ともかくこのTAMという作品は、そのタイヘイをモデルに作った作品なのは間違いなく、
なんとも悲しい物語になったしまったのだ。。

タイヘイの葬式にもバイクで独りで行った。

初めて子供の死顔を見た。
綺麗な顔だった。

とにかく居た堪れなかった。

自分の子供が死んだら、、

今もパレスチナでは平気な顔をして子供を殺している。
その死顔を見る親達の涙、叫び、
それはあの時をいつも思い出す。

子供の死顔なんて誰が見たいか。

友達の子供ですらこんなに悲しいのに。

だからこの作品は自分にとっては結果、まるで感情を封印するように
そっとするものになってしまった。

関わった関係者はこの事実を知っているし、
UAともそのあと九州で会って、話した。

暗雲はまだ消えなかった。

しかし、その数年後、
内田君と現場が一緒になり、ニコニコ顔で携帯の中にある写真を見せてくれた。
『まっちゃんと子供をまた作ったんだ、そうしたら、、』
見せてくれた赤ん坊はタイヘイにそっくりの男の子だった。

内田君の表情を見て自分も救われたし、
神はやはりいるんだな、と確信を深めた。

この件で、暗雲は過ぎ去り、氷は溶け始めた。

CD+BOOKの発売当初から旧知のChee Shimizu氏ことチー君から、
この作品は素晴らしいからフルアルバムでヴァイナルにすべきだと言われていたのだが、
先述した通り、暗雲が、自分をそうさせてくれなかった。

しかし、この新たな子供の誕生を機に、Tuff Vinyl神尾氏の協力のもと
2021年12月24日に満を辞してヴァイナルでのフルアルバムが発売された。

最初のリリースから11年経っていた。

そしてこれを機にまっちゃん、こと内田まつりとも連絡を取り、
これを動画にしてヴァイナルリリースに合わせて公開しようと話し合った。

まっちゃんもそれ以来、旧友であるUAと疎遠になっていたらしいが、
この件で電話で話し、家にも泊まりにきて夜通し、語り合い、この文章をUAがリーディングすることで参加することになった。

そう、あの2011年の4月の青山CAYでUAにやってもらおうとしたことを。

Tam ~Message to The Sun~ タム ~お日様への伝言~ UAナレーション

そしてコロナになり、今度はトリニダードのヨウイチさんから連絡が来て、
アールブルックスが体調悪くなり
(コロナで仕事がなくなり、演奏する機会がなくなった途端なくなった老齢ミュージシャンは多い)
やばいから、何かやろうと相談が来た。
それが3年前。

先日リリースしたこの作品はヨウイチさんが録音した音源から仲間達と作った。
https://crosspointproception.bandcamp.com/album/look-up-walk

少しでも、あの音で僕らの傷ついた心を癒してくれたブルックス氏が元気になってくれたら。

上を向いて歩こう

この曲がそんなにいい曲で、世界中の音楽好きに愛されていると知った。

改めて、この作品を聴いてもらい、母親文化村というグループでもラップしてる奄美出身の両親を持つ、
群馬育ち、三軒茶屋在住のYUKKO!に声を入れてもらったものも追加した。

まだまだ

旅は続くのだ

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J.A.K.A.M. (JUZU a.k.a. MOOCHY / NXS /CROSSPOINT)
http://www.nxs.jp/
https://linktr.ee/JAKAM

東京出身。15歳からバンドとDJの活動を並行して始め、スケートボードを通して知り合ったメンバーで結成されたバンドEvilPowersMeの音源は、結成後すぐにアメリカのイラストレイターPusheadのレーベル等からリリースされる。DJとしてもその革新的でオリジナルなスタイルが一世を風靡し、瞬く間に国内外の巨大なフェスからアンダーグランドなパーティまで活動が展開される。 ソロの楽曲制作としても米Grand RoyalからのBuffalo Daughterのリミックスを皮切りに、Boredoms等のリミックス等メジャー、インディー問わず様々なレーベルからリリースされる。2003年にキューバで現地ミュージシャンとレコーディングツアーを敢行したのを皮切りに、その後世界各地で録音を重ね、新たなWorld Musicの指針として、立ち上げたレーベルCROSSPOINTを始動。
2015年から始まった怒濤の9ヶ月連続ヴァイナルリリースは大きな話題になり、その影響でベルリン/イスラエルのレーベルMalka Tutiなどからワールドワイドにリリースされ、DJ TASAKAとのHIGHTIME Inc.、Nitro Microphone UndergroundのMACKA-CHINとPART2STYLEのMaLとのユニットZEN RYDAZ、Minilogue/Son KiteのMarcus HenrikssonとKuniyukiとのユニットMYSTICSなど、そのオリジナルなヴィジョンは、あらゆるジャンルをまたぎ、拡散し続けている。また音楽制作のみならず、映像作品、絵本や画集 のプロデュース、野外フェスOoneness Camp”縄文と再生”を企画するなど活動は多岐に渡る。

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